JAIST産学官共創フォーラムでは、その時々の旬なテーマをもとに先端科学技術情報を定期講演会として年3回お届けします。
第2回の定期講演会では、「活力ある地域企業に学ぶESGに配慮した地域創生」をテーマに、国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学  地域連携推進センター長・教授の敷田 麻実 氏による基調講演に始まり、株式会社まちUPいけだ 専務取締役 山田 高裕 氏と株式会社ハイディワイナリー 代表取締役社長 高作 正樹 氏から関連する取り組み事例をご紹介いただき、北陸におけるESGに配慮した地方創生について考えます。

JAIST産学官共創フォーラム会員のみなさまだけではなく、一般のみなさまもご聴講(有料)いただけますので、関心のある多くのみなさまの参加をお待ちしています。


 

JAIST産学官共創フォーラム定期講演会(第2回)
日時:2022年1月20日(木)15:00 〜 17:00
場所:オンライン(ZOOM)※新型コロナウイルスによる感染拡大防止の観点からオンラインのみの開催とさせていただきます。
費用:一般:1000円(税込) フォーラム会員:無料
主催:一般社団法人JAIST支援機構・産学官共創フォーラム
後援:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学

一般のみなさま:お申し込みはこちらから(1名1,000円 税込)※終了しました

JAIST産学官共創フォーラム会員のみなさま:お申し込みはこちらから(無料)※終了しました


【テーマ】活力ある地域企業に学ぶESGに配慮した地域創生

 地球温暖化による気候変動やマイノリティに対する差別などの問題が顕在化する中、ESGに配慮した企業活動を推進することが求められています。これは地域の企業においても例外ではなく、むしろ地域それぞれの自然環境に合わせた地産地消の循環サイクルの構築や身近なコミュニティでの差別解消など、地域におけるESGに配慮した地域創生こそが重要なテーマと言えます。

 今回の講演会では、地域におけるESGへの取り組みとそれによる地域創生について、北陸先端科学技術大学院大学 地域連携推進センター長の敷田教授にお話いただき、さらには、北陸においてESGに配慮した活動を進めている企業にその取り組みについてご紹介いただくことで、北陸におけるESGに配慮した地方創生について考えます。


【プログラム概要】

■基調講演

「環境ガバナンスと地域社会」

 2000年代半ばからESGが重視されはじめた。当初は投資と結びつき、環境や社会幅様子を考慮して投資先を選択することが重視された。そして次第にE・S・Gについての関心が高まり、企業として三要素を重視する動きとなってきた。しかしそれは大企業の話で、地方の中小企業とは縁がないとする主張がまだ多い。そこで、地域再生の中でE・S・Gを重視する意味や、環境・社会・ガバナンスと地域創生について解説する。

《講演者》
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 地域連携推進センター長・知識マネジメント領域 教授 敷田 麻実 氏

■講演1

「森林を活用した地域資源循環型の観光まちづくり」

 株式会社まちUPいけだは、福井県池田町という農山村をフィールドに、地域資源の活用と再発掘を図りデザインすることから、地域の「商品・サービス」を生み出すとともに、地域経済の新たな可能性の開拓と創造を実現し、雇用の創出をはじめ、新鮮な息吹を吹き込むことを目指して活動しています。

 福井県池田町の持つ森林を活用した地域資源循環型の観光まちづくりについてご紹介します。

《講演者》
株式会社まちUPいけだ 専務取締役 山田 高裕 氏

■講演2

「地域資源を基点としたワイナリーの作り方」

 「ワイン」は、アルコール飲料の中の1つのカテゴリーに過ぎません。しかし、地域ならではの食文化を作り上げるほど、ポテンシャルを秘めております。諸外国にワイナリーはとても多いですが、日本国内で産み出されるワインと食事は地域資源であり、唯一無二の空間と時間を演出してくれるとても価値のあるものです。

 石川県内で最大の過疎地域を舞台に、ハイディワイナリーを語らせて頂きます。

《講演者》
株式会社ハイディワイナリー 代表取締役社長 高作 正樹 氏


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