JAIST産学官共創フォーラムでは、その時々の旬なテーマをもとに先端科学技術情報をお届けする定期講演会を行っています。
本年度3回目の定期講演会は、「大規模言語モデルの可能性」をテーマに北陸先端科学技術大学院大学 コンピューティング科学研究領域 准教授 井之上 直也 氏と株式会社ELYZA AI Engineer 佐々木 彬 氏にご講演いただきます。

JAIST産学官共創フォーラム会員のみなさまだけではなく、一般のみなさまも参加いただけますので、関心のある多くのみなさまの参加をお待ちしています。


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AIST産学官共創フォーラム・令和5年度 第3回定期講演会

日 時:2024年1月25日(木)16:00 ~ 18:00 ※18:00より交流会
場 所:北陸先端科学技術大学院大学 金沢駅前オフィス(ポルテ金沢 9階)
    およびオンライン(ZOOM)
    ※交流会は、Microsoft Base Kanazawa(ポルテ金沢 地下1階)にて行います。
     交流会ではオードブルとお飲み物(アルコール含む)を準備しております。
定 員:会場(20名)
    オンライン(50名)
参加費:オンライン参加 無料
    会場参加
    ・JAIST産学官共創フォーラム会員:無料 ※1
    ・一般の会場参加:2,000円(交流会参加費含む)
    ※1 会員の交流会費:法人会員の方は無料、それ以外の会員の方は1,000円
    ※   当日会場にて現金でお支払いください。

    ※   会場参加、オンライン参加ともに事前申し込みが必要です。
申込み:こちらの申し込みフォームよりお申し込みください。
    申込期限:2024年1月17日(水)
    JAIST産学官共創フォーラム会員の方 ※終了しました。

    一般の方(会員以外)        ※終了しました。


【開催概要】
昨今、ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な進歩により、AIと人のこれからの関係に大きな変化がみられることが予測されています。その中で、AI開発のバックボーンのひとつである自然言語処理や大規模言語モデル(LLM *1)の発展が注目を集めています。
これらについて、学そして産それぞれの立場から、大規模言語モデルのこれまでの技術進歩と今後の展望について紹介していたただきます。*1:Large Language Models

【講演テーマ】
大規模言語モデルの可能性
【講演1】
題 目:大規模言語モデルは”考える”ことができるのか  ※資料を公開しました。
講演者:北陸先端科学技術大学院大学 コンピューティング科学研究領域
    准教授 井之上 直也 氏
概 要:
近年、ChatGPT等の大規模言語モデル (Large Language Models; LLMs)が急速な発展を遂げ、自然言語処理は研究分野全体として大きな転換点を迎えつつある。これにより、人のように論理的に考え説明のできる言語処理技術の実現が夢物語ではなくなってきている。本講演の前半では、まず、自然言語処理に対するアプローチの歴史と近年のLLM研究について振り返り、成果と課題を整理する。後半では、我々の研究室で実施している研究プロジェクトのうち、LLMを複雑な推論に適応させる技術について現状と今後のビジョンを紹介する。

【講演2】
題 目:オープンなLLMの発展と、それを活かした日本語LLMの開発について ※資料を公開しました
講演者:株式会社ELYZA
    AI Engineer 佐々木 彬 氏
概 要:
ChatGPTのようなAPIベースで利用される「クローズドなLLM」に対して、モデルのパラメータやソースコード等が公開されている「オープンなLLM」の発展も目まぐるしいものとなっている。本講演では、それらのLLMの間にどのような差分があるかを整理のうえ、特にオープンなLLMの状況にフォーカスして紹介する。また、日本語のLLMを構築するにあたっての一手法として、英語をベースとしたLLMに日本語の追加学習を施すアプローチを解説する。

主催:一般社団法人JAIST支援機構
後援:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
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