JAIST産学官共創フォーラムでは、その時々の旬なテーマをもとに先端科学技術情報をお届けする定期講演会を行っています。
令和6年度1回目の定期講演会は、「サステナビリティ経営の実践に向けて」をテーマに北陸先端科学技術大学院大学教授 白肌邦生氏と三菱重工株式会社 シニアエキスパート 藤岡昌則氏にご講演いただきます。
JAIST産学官共創フォーラム会員のみなさまだけではなく、一般のみなさまも参加いただけます ので、関心のある多くのみなさまの参加をお待ちしています。
JAIST産学官共創フォーラム・令和6年度 第1回定期講演会
日 時:2024年7月3日(水)16:00~18:00
場 所:オンライン(ZOOM)のみ
定 員:オンライン(50名)
費 用:無料
申込み:※終了しました。
1.開催概要
環境保護、社会的責任、経済的発展を統合するために重要な資源循環型のビジネスモデルについてお話しします。また、研究の視点と企業の実践例を交え、サステナビリティ経営の取組み実践と、今後に向けて考察します。
持続可能なビジネスモデルを構築し、企業価値を高める一歩を共に踏み出しましょう。
2.講演テーマ
「サステナビリティ経営の実践に向けて」
3.講演
題目1:これからの経営を考える:サステナブルサービスリーダー育成の必要性 ※資料を公開しました。
講演者:北陸先端科学技術大学院大学
トランスフォーマティブ知識経営研究領域長
教授 白肌 邦生 氏
概 要:
企業経営においてサステナビリティへの関心が高まっています。本講演では資源循環型のビジネスモデルに焦点を当て、特に従来型の経営をしている組織が循環型に移っていくためには何が重要かについて述べます。そして本学の関連教育構想を交えながら、循環型へのビジネス変革を生み出せるサステナブルサービスリーダー育成の必要性について説明します。
題目2:製造業のサービス化と脱炭素化への取組
講演者:三菱重工株式会社
エナジードメイン GTCC事業部 高砂サービス技術部
シニア・エキスパート 藤岡 昌則 氏
概 要:
製造業のサービス化研究は、企業収益性の改善と環境負荷を低減する文脈で議論されてきました。本講演前半では、三菱重工株式会社の発電用ガスタービン事業におけるサービス化の経緯をOliva and Kallenberg (2003)らが提唱するサービス化の5段階説になぞらえ、サービス・パラドックスをどの様に克服してきたのかを解説します。後半では、循環型社会の構築の為現在高砂水素パークで行われている脱炭素化要素技術開発の取組状況を説明し、今後のサステナビリティ経営について考察します。
主催:一般社団法人JAIST支援機構
後援:国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
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